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食べてないのに痩せない理由って?

食べてないのに痩せないという現象が、よく起きます。これは、どうしてでしょうか?食べないのですから、摂取カロリーが減って痩せそうなものです。それなのに、体重計の針が微動だにしないわけですね。

しかし実は、食べてないのに痩せないという人は、食べないから痩せれないわけです。食べないことが、痩せない原因ということです。

ダイエットの基本公式は、摂取カロリー<消費カロリー=ダイエットで痩せる、です。この公式どおりなら、食べてないんだから、痩せると考えますよね?でも、人間の体は、そんなに単純ではありません。それは人間には、体内環境を一定に保とうとする機構が備わっているからです。これをホメオスタシスとか、恒常性といいます。

寒いところにいると、体が小刻みに震えて、筋肉を動かします。それによって熱を生み出し、体温を上げるわけです。これは別に、意識して、そうやっているわけではありません。自然と出てくるわけです。これは自律神経が、体温を一定の状態に保とうと作用するからです。

同じように体脂肪が急激に減少すると、自律神経が「これではいけない!」と危機感を覚えて、体に体脂肪を節約するように指令を発するのです。(実際は、脳の視床下部が司令塔です)

食べてないのに痩せないというのは、食べないからこそ、脳が体脂肪をこれ以上減らさないようにと身構えてしまうということです。最初は、どんどん体脂肪率が減って行ったけれど、急に下げ止まったという人は、ホメオスタシスが発動したためとみてよいでしょう。いわゆるダイエットの停滞期に突入したわけです。

よく停滞期対策としては、1ヶ月間辛抱すれば、解除されると解説しているサイトがあります。しかし、私は、それは危険なのではと常々思っています。停滞しないダイエットこそ、実践すべきではないでしょうか?

ダイエットが停滞するということは、体が飢餓状態になっているということ。そうなると、内臓脂肪をため込みやすくなります。有酸素運動をしても、あまり脂肪が燃えてくれません。それよりは、飢餓状態になるほど食事制限をせずに、長期的にゆっくりと体脂肪を減らしていくほうが、賢いといえないでしょうか?

食べてないのに痩せない・・・これは当然のことです。ただし、これは急激な食事制限にいえることです。いきなり食事量を少なくすると、前述してきたようにホメオスタシスが発動して、脂肪を抱え込みやすくなります。異常な食欲もわいてきます。そうではなく、少しだけカロリーを減らすことが、正しいダイエットの食事法です。

ちょっとだけ食事量を減らせば、レプチン受容体の働きも回復してきて、満腹中枢が機能するようになります。また交感神経経由で、褐色脂肪細胞が燃焼するようにもなります。つまり、極端に食事を減らせば、体がびっくりしてホメオスタシスという非常事態を発令。それに対して、少しだけ食事を減らせば、むしろレプチンというサイトカインが、よく効くようになるのです。

レプチンが脳に届くようになれば、黙っていても食事量は減っていきます。また消費カロリーも増えるのです。それには、よく噛んで食べることです。よく噛めば、レプチンのほかに、セロトニンやヒスタミンの作用によって、相乗効果が期待できるのです。いずれも満腹中枢を刺激するホルモンや神経伝達物質です。

以上のように「食べてないのに痩せない」のは、当然なのです。痩せない原因は、食べないダイエットにあるといっても、過言ではありません。筋肉を減らさずに、体脂肪だけを減らして、健康を維持していくには、しっかりと食べるダイエットを心がけるしかありません。

ただし、食べるだけでは、やはり肥満の危険があるので、うまく運動も組み入れていくことが、正しいダイエット方法ということになるのです。