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ストレスはダイエットに影響を及ぼす

ストレスは、いい意味でも悪い意味でも、ダイエットに大きな影響をもたらします。

イメージだけから言えば、ストレスがかかると、ドカ食いして太っていきそうですよね?でも、これは人それぞれ。ストレスがかかって食事によって、ストレス解消するタイプの人は、摂取カロリーが増えるので、当然肥満になっていきます。

いっぽうストレスがかかったたときに、食事にストレス解消の捌け口を求めずに、運動に精を出すようなタイプは、むしろ痩せていくでしょう。このようにストレスとダイエットの関係は、単純ではなく、人それぞれといえます。

でも、どんな人であっても、ストレスがダイエットに悪影響を及ぼすと推測できる状態、というものがあります。それは長期的にかかり続けるストレス。慢性的なストレスと言い換えてもいいでしょう。

たとえばコーヒーに含まれるカフェインを飲むという行為も、体にとってはストレスの一種です。しかし短期的ストレスのために、むしろ脂肪を分解してくれるでしょう。交感神経が優位になって、アドレナリン・ノルアドレナリンが分泌され、それが脂肪分解酵素のリパーゼを元気にするからです。

これは筋トレや有酸素運動でもそうです。運動はストレスなのです。しかし、短期で終わるストレスです。そのほか張り合いのある仕事に励んでいる人は、動作も多く、カロリーを消費しやすい状態にあるといえます。

このような短期的ストレス、あるいは適度な強さのストレスではなく、長期的なストレスはダイエットの足を引っぱることになります。たとえば長期的な悩み、いやいや食事制限をするような習慣、睡眠不足などなど。このようなことは、日常生活のなかで、よく経験するのではないでしょうか?

ストレスがダイエットに悪影響を与える理由は、慢性的にストレスがかかると、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が分泌されてくるからです。コルチゾールは慢性的なストレス反応といってよいでしょう。ですから、本来は悪者ではなく、ストレスに対応しようとする生体の正常な反応です。

ストレスがかかると、脳にブドウ糖をたくさん送り込まなければなりません。そのためには、血糖値を高くする必要があります。しかし食事を待っていたのでは間に合わないので、体内にすでにあるものから、糖質を作り出す必要があります。そこで、筋肉を分解してアミノ酸にし、それをブドウ糖にして、脳へと補給するのです。これを専門用語で糖新生といいます。

しかし実際には、すべてのグルコースが使われることはないため、どうしても高血糖になり、糖尿病の原因になります。また大半のブドウ糖は、インスリンの過剰分泌を促すため、筋肉細胞というよりも、脂肪細胞へと送り込まれます。慢性的なストレス時は、インスリンによる筋肉細胞への取り込みが鈍るのです。脂肪のなかでも、とくに内臓脂肪に多く蓄積するので、メタボリックシンドロームの危険が出てきます。

つまり慢性的なストレスはダイエットだけではなく、糖尿病や高血圧症、脂質異常症、動脈硬化などの原因になるということ。それは心筋梗塞、虚血性心疾患、脳梗塞、脳出血などにつながっていきます。

長期的なストレスがダイエットのマイナスになるのは、DHEAが減るからでもあります。DHEAには、コルチゾールの反対の役割があります。筋肉量を増やしたり、脂肪を燃焼するのです。つまりダイエットで成功するには、絶対に味方につけなければならないホルモンです。

DHEAは、じつはコルチゾールと同じ副腎皮質ホルモンです。また同じコレステロールを原料としています。つまりコルチゾールが多く分泌されると、コレステロールが少なくなるために、DHEAがあまり分泌されなくなるということですね。

理想的な状況は、コルチゾールを少なくして、DHEAを多くすることです。これはコルチゾールを減らすことだけを意識すれば、自然と達成できます。原料が同じだからですね。

慢性的なストレスがかかると、コルチゾールを増やして、DHEAを減らしてしまいます。ですから辛い食事制限とか、いやいや毎日行なうウォーキングやジョギングは、コルチゾールの分泌を促すので、かえって筋肉が分解され、内臓脂肪にたまってしまうことに。

よって、ダイエットの基本原則は、ストレスをかけない方法が鉄則になるのです。食べたいのに食べないダイエットをするということは、コルチゾールを分泌させたい人がやるやり方です。もしDHEAを分泌させたいなら、ストレスをかけないで、しっかり食べることが大切です。そうすればDHEAが多く分泌されるので、黙っていても脂肪が燃焼していくのです。

なおダイエットのためにコレステロールの摂取量を少なくしている人は、DHEAの原料を得られなくなるため、注意が必要です。スルメや青魚などの魚介類がオススメです。